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NetHack
NetHack(ネットハック)はローグライクゲームの中でも特にローグの流れを汲むダンジョン探索型RPG。
[編集] 概要
表示はキャラクタベースで、キャラクタ・アイテム・ダンジョンの構成物はUS-ASCIIによりあらわされる。キーボードでの操作が前提。 ローグと同様ダンジョンの最下層にある「イェンダーの魔除け」を奪回して戻ってくるのが目的だが、ネットハックでは更にそれをプレイヤーの属性の神に捧げに行かなくてはならない。イェンダーの魔除けを天上界にある神殿に捧げると、ゲームクリアとなる。 基本的なシステムはローグの拡張と言うべきものだが、ローグと比べると数多くのアイテムや怪物の改定・追加が見られる。その中にはダンジョンズ&ドラゴンズや指輪物語に登場するものが数多く含まれる。また属性(秩序、中立、混沌)の概念はダンジョンズ&ドラゴンズなどのアライメント(ローフル、ニュートラル、ケイオティック)から取り入れられている。 ゲームが進むと、職業固有のクエストに挑戦することができ、達成の暁にはその職業固有のアーティファクトを入手できる。これをクエストアーティファクトと呼ぶことがある。 商店が存在するためアイテムを自由に売り買いできたり、階段を下った後に同じ階段を上って戻れたりする(各階の状態はセーブファイル内に完全に残っている)点、ピンチの際に神に祈って危機を脱することができる点等がローグと大きく異なる。 日本語版のJNetHackやバージョンアップ版のSLASH'EM等、いくつかの派生が存在する。 [編集] プレイヤープレイヤーはゲーム開始時に名前を登録し、さまざまな世界の神話・民話・フィクションを元とした職業や種族、性別及び属性を選択することができる。ただし、職業ごとに選択できる種族、性別、属性は制限されることがある。 [編集] 職業
以前のバージョンにおいては職業としてエルフ(Elf)が存在したが、種族の概念を取り入れたバージョンからエルフは種族として扱われることとなり、職業としては削除された。また、日本語版であるJNetHackのかつてのバージョンでは独自に戦士(Fighter)が存在した。このほか、NetHackをベースとするさまざまなヴァリアントでは独自の職業が追加されていることもある。 [編集] 種族[編集] シナリオ概要注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。 [編集] 序盤ダンジョンの地下一階からプレイはスタートする。地下一階には地上へ出る階段がある。イェンダーの魔除けをもたない状態で地上への階段を上ると、ゲームはそこで終了となる(点数は付くが、クリアしたことにはならない)。 プレイヤーはペット(猫・犬または馬)をつれており、ペットも戦闘に参加する。またペットはアイテムが呪われているかどうか判別する能力を持つ。ペットを攻撃したり、ペットを長く放置したりすると、野生に戻ることがある。猫・犬・馬や一部のモンスターは、えさをなげることや特定の巻物を利用することでペットとしててなずけることができる。 一定の深度までのダンジョンは、基本的に四角い部屋・廊下・階段(上への階段と下への階段)から構成されている。ランダムに店・祭壇・金庫などが含まれることがある。いくつかの階は、特殊な設定をもち、異なるマップをもつ。 [編集] ノームの鉱山ある程度進むと、ノームの鉱山に通じる階段が出現する。ノームの鉱山は、8階ほどからなり、2つの固定マップを含んでいる。クリアに必須ではないが、特殊な機能のある品物を手に入れることができ、またクリアに必須なアイテムを入手できるポイントがある貴重な場所でもある。
[編集] 中層階「城」までの基本的なダンジョンの構造は、固定マップを除き上層階と同じである。いくつかの特殊な固定マップおよびイベントが存在する。
[編集] ゲヘナゲヘナは名前のとおりデーモン・ドラゴン・吸血鬼などがひしめくダンジョンの最下層である。いくつかの有名な悪魔が出現する固定マップを含む。
[編集] ダンジョンの外土・火・水・風の四つの精霊界(エレメンタル・プレーン)があり(順序は固定)、それぞれを抜けて天上界(アストラル・プレーン)へいたる。精霊界には精霊や何種類かのモンスターがおり、攻撃をする上に、移動にさまざまな制約または特殊なアイテムが必要となる。 天上界には3つの属性の神が神殿をもっている。自分の神を含むどれかひとつの神の祭壇に魔よけを捧げると、ゲームは終了である。自分の属性の神に魔よけを捧げると、「神」に昇格するが、他の属性でもゲームクリアはできる(ボーナス点は入らない)。 [編集] ネットハックのユーザ文化ネットハックは非常に難易度が高いため、クリアはなかなか難しい。このため情報交換のためのユーザグループが各所に存在している。こうしたユーザコミュニティでは、ネットハックの翻訳をしたり、FAQやスポイラー(攻略のための情報)を整備したりするだけでなく、ネットハックを題材にした他愛のない話を楽しむのが普通である。メッセージが多様であること、とりわけいろいろな理由でキャラクターが死んだり困難に陥ることがあるため、そのようなメッセージ自体を披露して楽しむのである。USENETやその他グローバルに配送されるネットニュースグループなどの伝統的なものをはじめ、IRCや、最近できたSNS上のコミュニティなどが存在する。 ネットハックでプレイヤーキャラクターが死ぬと、場合により「幽霊」となって残ることがある。幽霊は元のキャラクターのもっていた現金を含むアイテムを所持している。このような仕様は、複数人ユーザのいる計算機あるいはネットワーク上のサーバにネットハックをインストールし、数人で楽しむといった遊び方を誘発しやすい(個々のプレイヤーキャラクタの間の直接的なインタラクションは不可能)。 [編集] 影響関係ネットハックはローグの直系の子孫ではあるが、新しい設定やさまざまな小道具の取り入れにより、ローグの禁欲的な雰囲気を一変させた。ネットハックの派生ゲームには、追加の職業を加えたものがいくつか存在する。もっとも有名な派生ゲームのひとつは、NetHack the Next Generation(通称TNG)であり、これには「Geek」という職業が存在する。 [編集] 外部リンク
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