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塗装塗装(とそう、coat[英]、painting[英])とは、材料の表面を塗料の皮膜で覆う表面処理の一つである。
[編集] 概要塗装は、一般的に物体の装飾や保護、防錆を目的として行われるが、建築物などでは通路とそれ以外のスペースの識別などにも使用されることがある。なお、同様の目的でめっきを施すこともあるが、塗装の多くは表面に皮膜となる塗料を常温・大気下で塗布することができ、より簡便である。ただめっきに比べると塗料の性質上、強固な皮膜とはなりにくい。 金属の多くは大気中の酸素に触れることで酸化し錆を発生させるが、こと鉄の場合は表面の錆が内部に向かって浸蝕する性質が強く、多くの鉄製品では塗装が必須である。また単純に見栄えを良くするための装飾の目的でも塗装はしばしば行われる。 塗料にも目的によって様々な性質のものがあり、防錆用に耐候性に優れ厚い皮膜を作るものから、装飾用に耐光性に優れ発色良く光沢ある表面に仕上がるもの、艶消しなど特定の性質を持つものなど様々である(→塗料)。これらには各々得手不得手があり、その目的に添って使い分け、或いは重ね塗りが行われる。また適切に重ね塗りすることで、単一の塗料では得られない強固で見栄えの良い塗装を行うことが出来る。 塗料と皮膜の平均的な厚さが同じ場合は、特に均一に施された塗装ほど長持ちするが、これは一度の塗布では難しい場合がある。このため単一の塗料でも重ね塗りする場合があり、その際には前回と同一の一定方向に向かって帯状に塗布していくのではなく、前回とは直角になる方向に塗布していくことで、塗斑を抑えることが行われる。 [編集] 主な塗装方法[編集] 吹付塗装缶スプレー、あるいはエアーブラシとコンプレッサーを使用して吹きつける。自動車を補修する場合の部分塗装などに使われる方法である。 建築物などの大型のものに対する塗装として、エアレススプレーという 塗料を高圧にしてその圧力で噴霧する機械もある。 [編集] ハケ塗り、ローラー塗り建築物の外装、床等の塗装に使われる。 [編集] 静電塗装被塗物を(+)極、噴霧状にした塗料を(-)極に帯電させ、電気的に塗料を被塗物に吸着させる方法で、工場における連続塗装法として用いられる。 [編集] ロールコーター大型のゴムロールに塗料をつけ、これを被塗物に塗布して厚みの一定な塗膜をつくる。 主な例として、平板(合板など)にこの塗装法が適している。 [編集] 電着塗装塗料と被塗物にそれぞれ違う極性の静電気を負わせて、塗料中に被塗物を入れて塗装する方法。(一般的にアニオン電着塗料とカチオン電着塗料の2種類ある。現在の電着塗料のほとんどは、カチオン電着塗料に置き換わっておりアニオン電着塗料を使用しているケースは、ほとんどない。この理由のひとつとして防食性能が挙げられる。)また、電気的に塗装しているように思われているが全くの間違いである。塗料は必ず水性塗料であり、原理としては水を電気分解したときに発生するアルカリ性を利用して中和反応で塗膜を形成させているからである。また、塗料は酸で安定させているのですっぱい臭気を漂わせている。そのほかに、最初に塗装した塗膜が表面に浮き上がってくるので、電気の力で塗装していないことがわかる。塗膜の膜厚や塗装管理しやすいことから人件費節約目的で電着塗装を採用するケースが増えてきている。 [編集] 焼付け塗装強制乾燥塗装とも言う。被塗物への塗装の後に専用の加熱炉、又はヒートガン等で強熱し塗料を熱硬化反応させた塗装法で通常の塗装法と異なり乾燥のムラがなく非常に強固な塗膜が形成できる特徴がある。 一般的に40℃~110℃程度の温度を30分以上かけて乾燥させる。 [編集] 浸漬塗り浸漬塗り(しんせきぬり)とは塗料中に被塗物を漬け、その後引き上げる。表面に凹凸が有ったり複雑な形体をしたものに適する。漬け込み、引き上げとも時間をかけ、塗料中の泡が付着しないように注意を要する。日本ではプラスティーディップ(Plasti Dip)とも言われるが、これはPlasti Dip International社[1]の登録商標である。 [編集] 粉体塗装粉体焼付け塗装とも。粉末状の樹脂(ポリエステル等)からなる塗料を、静電気により被塗物に付着させた後、加熱溶解して塗膜を形成する。静電塗装と焼付け塗装を合わせた手法と考えられなくもないが、塗料はあくまでも固体の粉末であり、また塗膜の硬化は冷却によるもので熱硬化反応を用いていない点に注意。 [編集] 紫外線硬化塗装[編集] 関連項目
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